先日、フランスで、テストカンガルーle Kangourou des mathematiquesと呼ばれる、算数のテストが全国で行われました。
テストカンガルーは各年齢に合わせて世界中で行われている、
オーストラリア生まれの文章題が中心の算数・数学のテスト。
楽しく算数を学ぶことを目的としていて、現在は世界中で全国テストや算数オリンピックなどが開催されていて、トップクラスは夏の旅行が賞金で当たるなど、本気で取り組もうとおもうと結構楽しいテストとなっています。
息子の学校では通常は成績に順位を付けられることがなく、このテストカンガルーが唯一、学年での順位が付けられるテストと言っても過言ではありません。
かと言ってまったく準備もせず、息子の学校では抜き打ちテストのように突然行われるので、ほんとに生徒の実力が見れるテストでもあるなと思います。
その、結果が息子の学校で発表されたのですが。。
正解率に愕然( ̄□ ̄;)
なんと、息子が言う話では、学年で一番はD君で、2番は息子だったとか!
(その他の順番は、自分の名前を見た瞬間興味を失い見てない模様)
「まあ、良かったわね~(^.^)」
と言って、家に帰ってテストの結果を見て愕然としました。
不正解が多いじゃん!
ようするに、息子の答え合わせの結果を見ても、間違っていた問題数が多いのです。
この正解率で、高順位なんて、あ、ありえない・・・
(注:一番のD君はドイツ人ですが、納得の高正解率で上位は当然の結果。私の感覚では、息子の正解率だと日本では並ぐらいかと。)
そうです。
このテストの結果でよく解りました。
息子を含む、学校の生徒のレベルが低い!
普段は、順番が付けられないのであまりそこまで認識できてなかった。他の子はいいと思っていたので。
PISAの結果からも解るこの事実
決して、ulalaが厳しすぎるわけではないことを、このOECDのPISAの文章題のテスト結果を見てもらうと分かって貰えると思います。
1位と2位の韓国と日本の平均が、
他の国と比較にならないぐらい飛び抜けてる
どうも、他の国では「文章題」のテストは苦手なようなんです。
↓2012年OECDのPISAの文章題のテスト結果
www.education.gouv.fr
なので今回のカンガルーの文章題のテストに関しても、日本で培ってきた「感覚」を持つulalaにとっては、とても信じられない正解率に感じたのかと。。。
ちなみに、息子の学年のフランス全国トップは日本人の名前でした。
とは言っても、今年はフランスしか順位に入っていませんが、以前までは海外のフランス校もフランスとして順位に入っていて、その時のトップ100の学校名を見ると、ほとんどが日本やアメリカにあるフランス校だったのが印象に残っています。
どうして今年は、フランス国外のフランス校は順位に入ってないんでしょうね。。?
おまけに、フランスでは、PISAの比較も世界の順位はでず、
フランスはヨーロッパで3位でした
を強調していたのが、、なんとも。。。
順位をよく見せるために、比較する幅を狭めているとしか考えれない(汗)
でも、確かなのは、クラスの順位とかはいらないと言うこと。日本のように周りの基準はあてにならないので、自分で気を張っていかないと、一定のレベルは保てないということでしょうか。
でも、よく考えたら、フランスから出るフランス人も少なく、出てもヨーロッパぐらいならヨーロッパ内だけで比較していれば十分なのかも。うちは、インターナショナルでしかも日本と比較しちゃうから、レベルの差を感じるだけで。。。(汗)
みなさまのお考えをぜひ聞かせてください<(_ _)>